開業は1995年4月。当時は今以上に障害者の働く場が少なく、区に要望書を提出するなど活動を続けていました。やっと、できたばかりの産業プラザ2階をお借りすることができることになり、区内の『フレンドシップ』『あおぞら作業所』と共同で運営することになりました。『カフェ・バッハ』(創業40年の自家焙煎喫茶として広く知られている)にご指導をいただき、おいしいコーヒーを出すお店としてスタートしたのです。
15年を超える歴史の中では、産業プラザが全面禁煙となったり、大型チェーンの喫茶店が近隣に2店舗開店したりと売上が落ち込むこともありました。2008年度より豊芯会の単独運営に移行し、2015年5月7日、豊島区新庁舎のオープンに伴って、その4階に移転し、新たな歩みを始めています。
2018年7月より、就労継続支援B型事業所(定員10名)として、東京都障害者総合スポーツセンターの中のレストランを「caféふれあい十条店」として開店しました。きっかけは、2017年の2月、改装中のスポーツセンターにお弁当を販売しに来てくれないかと依頼されたことでした。雨の日も、風の日もお弁当を運び続け、1月のプロポーザルを経て、受託が決定しました。
この十条店の出店に合わせて、caféふれあいそれぞれの店舗と事業は「ふれあいファクトリー」として新たなスタイルで運営されていくことになりました。